楽曲分析・感想

好きということは…/日向坂46 のコード進行と分析

好きということは…/日向坂46 のコード進行と分析

RAIです。

今回は 好きということは…/日向坂46 を採譜して、コード譜を作成しました。コード進行の一言分析も併せて紹介します。

概要

好きということは…/日向坂46

作詞 : 秋元康

作曲 : youth case

編曲 : youth case / 城戸紘志 / 加部輝

A面 : 「ソンナコトナイヨ

B面 : 「青春の馬」(共通)

「窓を開けなくても」(TYPE-B)

「ナゼー」(TYPE-C)

「君のため何ができるだろう」(通常盤)

日向坂46の4枚目のシングル「ソンナコトナイヨ」TYPE-A収録。2020年2月19日リリース。

コード譜(フル)

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  • イントロ

E♭sus4・・・|・・E♭7・

A♭・・・|E♭/G・・・

Fm7・・・|A♭/E♭・・・

D♭M7・・・|A♭/C・・・

B♭7sus4・・・|E♭7sus4・・・

E♭7sus4・E G♭

  • A-1

A♭・・・|Cm/G・・・

Cm-5/G♭・・・|F・・・

B♭m・・・|Aaug・・・

D♭/A♭・・・|E♭7sus4・・・

A♭・・・|Cm/G・・・

Cm-5/G♭・・・|F・・・

B♭m・・・|E♭7sus4・E♭7・

A♭・G♭ G|A♭・B♭m A♭/C

  • B-1

D♭M7・・・|E♭7sus4・・・

A♭・E♭/G・|Fm・E♭・

B♭m7・・・|Cm7・・・

D♭M7・Dm7-5・

E♭sus4・・・|・・E♭7・

  • サビ-1

A♭・・・|E♭/G・・・

Fm・・・|Cm/E♭・・・

D♭M7・・・|A♭/C・・・

B♭m7・・・|E♭7sus4・E♭7・

A♭・・・|E♭/G・・・

Fm・・・|Cm/E♭・・・

D♭M7・・・|A♭/C・・・

B♭m7・E♭7・|A♭・・・

B♭m7・E♭7・

  • 間奏-1

A♭・・・|E♭/G・・・

Fm7・・・|A♭/E♭・・・

D♭M7・・・|A♭/C・・・

B♭7sus4・・・|E♭7sus4・・・

E♭7sus4・E G♭

  • A-2

A♭・・・|Cm/G・・・

Cm-5/G♭・・・|F・F/B♭・

B♭m・・・|Aaug/B♭・・・

B♭m7・・・|E♭7sus4・・・

A♭・・・|Cm/G・・・

Cm-5/G♭・・・|F・・・

B♭m・・・|E♭7sus4・E♭7・

A♭・G♭ G|A♭・B♭m A♭/C

  • B-2

D♭M7・・・|E♭7sus4・・・

A♭・E♭/G・|Fm・E♭・

B♭m7・・・|Cm7・・・

D♭M7・Dm7-5・

E♭sus4・・・|・・E♭7・

  • サビ-2

A♭・・・|E♭/G・・・

Fm・・・|Cm/E♭・・・

D♭M7・・・|A♭/C・・・

B♭m7・・・|E♭7sus4・E♭7・

A♭・・・|E♭/G・・・

Fm・・・|Cm/E♭・・・

D♭M7・・・|A♭/C・・・

B♭m7・E♭7・|A♭・・・

B♭m7・E♭7・|A♭・・・

A♭・・G♭sus4

  • C

E・・・|F#sus4・・・

D#m・・・|G#m7・・・

C#m7・・・|・・・・

F#sus4・・F#sus4/C#|D#sus4・D#・

  • 間奏-2

A♭・・・|E♭/G・・・

Fm・・・|Cm/E♭・・・

D♭M7・・・|A♭/C・・・

B♭m7・・・|E♭7sus4・E♭7・

  • D

A♭・・・|E♭/G・・・

Fm・・・|Cm/E♭・・・

D♭M7・・・|A♭/C・・・

B♭m7・・・

E♭sus4・・・|・・E♭7・

E♭7・・・

  • サビ-3

A♭・・・|E♭/G・・・

Fm・・・|Cm/E♭・・・

D♭M7・・・|A♭/C・・・

B♭m7・・・|E♭7sus4・E♭7・

A♭・・・|E♭/G・・・

Fm・・・|Cm/E♭・・・

D♭M7・・・|A♭/C・・・

B♭m7・E♭7・|A♭・・・

B♭m7・E♭7・|Fm7・・・

B♭m7・E♭7・

  • アウトロ

A♭・・・|E♭/G・・・

Fm7・・・|A♭/E♭・・・

D♭M7・・・|A♭/C・・・

B♭7sus4・・・|E♭7sus4・・・

E♭7sus4・E G♭

N.C. A♭・・|・・・・

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コード進行 分析・解説

楽曲のキーA♭メジャーBメジャーです(BメジャーはA♭マイナーと捉えることもできます)。

全体的に、ベースの下行していく進行が多い楽曲です。何だかんだ、順次進行は非常に聞きやすく耳に残るというのがよく分かると思います。展開を追って見ていきましょう。

イントロ、サビ、間奏、アウトロに関しては基本的に同じ進行で、カノン進行の変化形です。ヒットソングで定番の進行で、オンコードを交えることでベースラインをスムーズな順次進行で繋げています。



その他の場面ですが、まずは、イントロと間奏からAメロに繋がる部分や、アウトロのエンディング部分にある『E→G♭→A♭』の進行が一つ印象に残ると思います。

ディグリーネーム表記だと『♭Ⅵ→♭Ⅶ→Ⅰ』となりますが、♭Ⅵと♭Ⅶは同主調であるマイナーキーから借用してきたコードと考えられます。『♭Ⅵ→♭Ⅶ→Ⅰm』という進行はマイナーキーで一般的です。

Ⅰmに行きそうな雰囲気から、Ⅰというメジャーコードに進行することで、華やかさのような響きが出るわけです。よく使われる手法ですね。

Aメロも、ベースラインが下行していく進行です。こちらは半音の動きが印象的で、A♭→G→G♭→Fというのが1つ、B♭→A→A♭というのがもう1つです。

2つの固まりについて、実はコードの構成音がほとんど変わっていない部分がポイントです。変わっていくのは上記の半音で動く音くらいですね。ノンダイアトニックコードのCm-5/G♭やAaugの不安定さや、Fの何とも言えない明るい響きがクセになります。

G♭→G→A♭というアクセントのあるコードを一瞬挟んでAメロは終わります。



続くBメロでも、楽曲の構成にマッチしたスムーズな進行が印象的です。

Ⅳ→Ⅴ→Ⅰという一般的な進行から、下行していく形になるのが最初の4小節。その後は逆に、B♭m7から上行していくことで盛り上がっていき、サビへと繋がります。イントロの最初、プレイントロの部分が挿入されるのが非常に良いですね。

2番のサビの後は転調してCメロに入ります。元のキーのⅠ→♭Ⅶ→♭Ⅵの形で転調するというのは、同グループの「男友達だから/けやき坂46(加藤史帆)」(Aメロ→Bメロ)などにもみられる手法です。短三度上への転調ですが、同主調のマイナーキーとも解釈できます。

スラップベースがこれでもかと主張する、インパクトのある部分です。進行は王道進行4536ですが、前述の同グループ楽曲も同様であり、楽曲中に短三度上へ転調する部分ではよく使われる印象があります。

ギターソロが入る間奏へと続き、Dメロを経てラスサビへ突入します。コード進行は変わりありませんが、楽曲の展開のうえでこの部分はポイントになっていると思います。

恐らく、何も考えずに楽曲を展開するなら、間奏ギターソロ→ラスサビで良いはずです。実際コード進行も同じなので、そのまま繋がります。ですがあえて新しい場面を用意することで、ラスサビへの盛り上がりをより一層出しているわけです。

ラスサビ直前で1小節焦らすのも良いですね。登っていくギターの旋律が熱いです。

全体を通して、コード進行も楽曲の展開も、王道と工夫を取り入れた楽曲であると思います。

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最後に

今回は 好きということは…/日向坂46 のコード譜を作成し、簡単に分析をしました。

個人的にサウンドもコード進行も好みドストライクで、文章量も増えました。個人的に好きな部分まで語っているとキリがなく省略したので、今回はこちらに書いておきます。

ギターの旋律がハモるのが超好きなんですよね。オクターブだけではなく3度とかでハモるのが大好きです。Queenとか好きです。

イントロなども勿論ですが、Cメロ後のソロが最高です。ビートも、ドラムの手数が減って1小節ごとの大きな取り方になるのが素晴らしいです。ちょっと他の楽曲での例えがパッとは出てきませんが。

Cメロも好きです。転調が好きなのもありますが、ガンガン来るスラップベースとか、間奏ギターソロへ入る際の歌詞「最強だ」のちょっとバカっぽい感じとか最高です。



Dメロも、ストリングスとティンパニで演奏される歯切れのいいリズム、更にチャイムが加わり荘厳な感じも出ていて、まさに「これしかない」というサウンドの作り、アレンジだと思います。溜めのラスト1小節でハモリギターが駆け上がっていくのも最高に熱いです。

2小節目から一瞬だけ出てくる歌のオクターブハモリも素晴らしいです。同声のオクターブハモリは低音と高音に分かれかなり印象的になりますが、この部分のみ入れるセンスが最高です。同グループだと「君に話しておきたいこと/けやき坂46」のAメロにも見られます。

バンドマンの端くれ、兼アイドルソング好きとして、バンドサウンドで一番好きな楽曲かもしれません。メンバーの加藤さんは「『おいで夏の境界線/けやき坂46』を彷彿とさせる」と名曲を挙げてハードル上げっ放しでしたが、それも納得の楽曲でした。

長くなりましたが今回はこの辺で。