楽曲のコード進行

君を大好きだ/Kis-My-Ft2 でコード進行を学ぶ

君を大好きだ/Kis-My-Ft2 でコード進行を学ぶ

IN-TOSH(@intosh_redarrow)です。

今回は 君を大好きだ/Kis-My-Ft2 でコード進行を学んでいきます。

概要

君を大好きだ/Kis-My-Ft2

作詞 : 藤井フミヤ

作曲 : ヨシダタクミ

編曲 : 亀田誠治

B面 : 「LIAR WORLD」(初回盤)

「Hurray! Hurray!」「冒険者へ」「君想い」(通常盤・EXTRA盤)

Kis-My-Ft2の23枚目のシングル。2019年2月6日リリース。映画『トラさん~僕が猫になったワケ~』主題歌

総合ソングチャート【Billboard Japan Hot 100】2019年2月18日付ランキング1位

君を大好きだ/Kis-My-Ft2
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コード譜(フル)

コード譜の下へ

E♭/B♭・・・|Ab・・・

E♭/G・・・|Fm7・E♭・

AbM7・・・|Fm7・・・

A♭M7・・・|D♭・・・

E♭・・・|B♭/D・・・

Cm7・・・|E♭/G・・・

A♭M7・B♭・|G7/B・Cm7・

Fm7・・・|B♭sus4・B♭・

E♭・・・|B♭/D・・・

Cm7・・・|E♭/G・・・

A♭M7・B♭・|G7/B・Cm7・

Fm7・B♭sus4・|A♭m6/E♭・E♭・

A♭・B♭・|G7/B・Cm7・

A♭・E♭/G|Fm7 B♭sus4 E♭・

A♭M7・B♭・|Gm7・Cm7・

Fm7・B♭・|Bdim・Cm7・

A♭M7・B♭・|Bdim・Cm7・

A♭M7・B♭sus4 B♭|E♭sus4・E♭・

A♭M7・・・|Fm7・・・

A♭M7・・・|Fm7 E♭/G A♭ A♭/B♭・

E♭・・・|B♭/D・・・

Cm7・・・|E♭/G・・・

A♭M7・B♭・|G7/B・Cm7・

Fm7・B♭sus4・|A♭m6/E♭・E♭・

D♭・・E♭|Cm・Fm E♭/G

A♭・Abm・|BM7・B♭・

A♭M7・B♭・|Gm7・Cm7・

Fm7・B♭・|Bdim・Cm7・

A♭M7・B♭・|Bdim・Cm7・

A♭M7・B♭sus4 B♭

Fm7・E♭/G・|A♭・・・

Fm7・E♭/G・|BM7・D♭・

BM7・D♭6・|E♭・・・

BM7・D♭6・|E♭・・・

A♭・B♭・|Gm・Cm7 Cm7/B♭

Fm7・Gm7・|A♭M7・B♭・

A♭M7・B♭・|Gm7・Cm7・

Fm7・B♭・|Bdim・Cm7・

A♭M7・B♭・|Bdim・Cm7・

A♭M7・B♭sus4 B♭|E♭・Am7-5・

A♭M7・B♭・|E♭sus4・E♭・

A♭M7・・・|Fm7・・・ ×3

A♭M7・・・|D♭M7・・・

E♭sus4・E♭・|E♭sus4・E♭・

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コード進行 分析・解説

場面ごとに見ていきます。コードはディグリーネームで表記します。

また、ノンダイアトニックコード赤字で表記します。

楽曲のキーE♭メジャーです。

イントロ

Key = E♭

Ⅰ/Ⅴ・・・|Ⅳ・・・

Ⅰ/Ⅲ・・・|Ⅱm7・Ⅰ・

ⅣM7・・・|Ⅱm7・・・

ⅣM7・・・|♭Ⅶ・・・

( 原曲のキーで見る → イントロ )

最初は中高音域で演奏されるピアノのみです。表記上はいきなりオンコードとなります。141という一見単純なサブドミナント終止から続いていきますが、(ベースライン、というよりは)ボトムノートが54321と下行する順次進行です。

5小節目からはコーラスも入ってきます。曲中に何度も出てくるテーマになります。

ⅣM7は浮遊感のある独特な雰囲気のコードで、非常によく使われるコードです。ここで一気にこの楽曲の雰囲気が出ていますね。

また♭Ⅶは、同主調サブドミナント(マイナー)であるⅣmの代理コードⅡm7-5の代理コードと解釈できますが、ややこしいのでサブドミナント(マイナー)の代理コード、で良いと思います。

強すぎず、次を期待させるような進行でAメロに繋がっていきます。

Aメロ

Key = E♭

A

Ⅰ・・・|Ⅴ/Ⅶ・・・

Ⅵm7・・・|Ⅰ/Ⅲ・・・

ⅣM7・Ⅴ・|Ⅲ7/#Ⅴ・Ⅵm7・

Ⅱm7・・・|Ⅴsus4・Ⅴ・

( 原曲のキーで見る → A )

最初4小節はカノン進行の変化形で、落ち着いた進行です。ⅢmではなくⅠ/Ⅲとなっています。

続いて2小節、王道進行のⅢmがⅢ7/#Ⅴになっています。マイナーからメジャーになってノンダイアトニックコードですが、切なさ、苦しさなどといった感情を倍増させます。さらにベースラインは半音進行です。

最後の2小節は、ツーファイブ(ワン)とsusコードを組み合わせた形で次に繋がっていきます。

A’

Ⅰ・・・|Ⅴ/Ⅶ・・・

Ⅵm7・・・|Ⅰ/Ⅲ・・・

ⅣM7・Ⅴ・|Ⅲ7/#Ⅴ・Ⅵm7・

Ⅱm7・Ⅴsus4・|Ⅳm6/Ⅰ・Ⅰ・

( 原曲のキーで見る → A’-1 A’-2 )

2周目です。1周目と変わるのは7小節目から。

先ほどは7,8小節目で1小節に1つのコードでツーファイブ、次の小節で解決という形でした。2周目は異なり、7小節目に2つのコードでツーファイブになっています。

さらにポイントは最後の小節で、すぐⅠへいかずⅣm6/Ⅰというサブドミナントマイナーを挟んでいます。先ほどと同じドミナントモーションでの解決を予想させたところを裏切り、切なさを醸し出します。

Bメロ

Key = E♭

1番と2番で全く違うBメロが登場します(2番の方はBメロとすべきか微妙ですが、「Aメロの後サビの前」という定義のもとBメロとします)。

B-1

Ⅳ・Ⅴ・|Ⅲ7/#Ⅴ・Ⅵm7・

Ⅳ・Ⅰ/Ⅲ|Ⅱm7 Ⅴsus4 Ⅰ・

( 原曲のキーで見る → B-1 )

最初の2小節はAメロでも登場した王道進行の変化したものです。

続く2小節はベースラインが4332と下降する順次進行、その後ドミナント終止でしっかり解決します。ⅠはサビのⅣM7に繋がっていきます。

B-2

♭Ⅶ・・Ⅰ|Ⅵm・Ⅱm Ⅰ/Ⅲ

Ⅳ・Ⅳm・|♭ⅥM7・Ⅴ・

( 原曲のキーで見る → B-2 )

1番とは全く違う場面になります。

まず2小節、♭Ⅶというノンダイアトニックコードも登場していますが、よく見ると4度上(5度下)の調(下属調)での王道進行です。つまり、一時的にですが転調しています。近親調への転調なので、違和感なく雰囲気を変えることができています。

次の2小節は、大まかにいうと1小節ごとにサブドミナントドミナントと進行しています。

まずは234とベースラインが上行してきた順次進行によりⅣに進行しています。そこからAメロでも登場したサブドミナントマイナーに繋がります。

続いてそのままドミナントに繋がるかと思いきや、♭ⅥM7というコードが登場します。Ⅴに繋がるコードとして挿入されることも多いコードで、サビへの期待感をより増しています。Ⅴに繋がってサビへ踏み切りですね。

サビ

Key = E♭

ⅣM7・Ⅴ・|Ⅲm7・Ⅵm7・

Ⅱm7・Ⅴ・|♭Ⅵdim・Ⅵm7・

ⅣM7・Ⅴ・|♭Ⅵdim・Ⅵm7・

ⅣM7・Ⅴsus4 Ⅴ|Ⅰsus4・Ⅰ・

( 原曲のキーで見る → サビ-1 サビ-2 サビ-3 )

ここでもまずは王道進行です。印象に残る進行は多用されますね。ズバリ「いい曲」と感じる進行です。

続いて25と進行し、♭Ⅵdimが登場します。

Ⅴと構成音の違いは根音の1つだけで、ⅤとⅥm7を繋ぐ働きをしています。Ⅵm7から見たドミナント(セカンダリードミナント)であるⅢの代理コードにあたります。

ⅤとⅥmのような2度の関係を繋ぐディミニッシュコードの使い方はパッシングディミニッシュと呼ばれ、よく使われるものです。

続く5,6小節目は王道進行のⅢm7が先述のパッシングディミニッシュに変わった進行です。7,8小節目はsusコードも交えながら451と解決してサビが終わります。

サビ-2

進行は変わりませんが、最後のトニック部分である1小節は無くなって間奏へ入っていきます。

サビ-3

最後のサビでは8小節目のコードが変わり、さらに2小節が追加されます。7小節目から表記します。

ⅣM7・Ⅴsus4 Ⅴ|Ⅰ・#Ⅳm7-5

ⅣM7・Ⅴ・|Ⅰsus4・Ⅰ・

#Ⅳm7-5はⅣのようなサブドミナントの前に入れることで強烈に響くコードになります。強い印象を与えつつ次に繋がる感じですね。

最後は繰り返され、他のサビと同様451としっかりと終わっています。

ちなみに、このようなマイナーセブンフラットファイブのコードはパッシングディミニッシュと同じような使い方もされます。

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間奏

Key = E♭

間奏-1

ⅣM7・・・|Ⅱm7・・・

ⅣM7・・・|Ⅱm7 Ⅰ/Ⅲ Ⅳ Ⅳ/Ⅴ・

( 原曲のキーで見る → 間奏-1 )

1番のサビの後、2番のAメロ前です。イントロの後半部分、コーラスが入ってきたところと同様の進行です。

最後のコードは違って、2345とベースラインが上行する順次進行で2番に繋がります。Ⅳ/Ⅴはサブドミナントながらオンコードにより根音がⅤになっていて、Ⅰへの進行が少しだけ強くなっています。

間奏-2

Ⅱm7・Ⅰ/Ⅲ・|Ⅳ・・・

Ⅱm7・Ⅰ/Ⅲ・|♭ⅥM7♭Ⅶ

( 原曲のキーで見る → 間奏-2 )

1小節少なく終わる2番のサビから繋がってくる間奏です。

2小節でベースラインが234と上行する順次進行です。2回目も同様と思いきや♭ⅥM7♭Ⅶというノンダイアトニックコードが登場します。

次のCメロを予感させる進行です。コードについて詳しくは後述のCメロにて。

Cメロ

Key = E♭

♭ⅥM7♭Ⅶ6・|Ⅰ・・・

♭ⅥM7♭Ⅶ6・|Ⅰ・・・

Ⅳ・Ⅴ・|Ⅲm・Ⅵm7 Ⅵm7/Ⅴ

Ⅱm7・Ⅲm7・|ⅣM7・Ⅴ・

( 原曲のキーで見る → C )

♭ⅥM7♭Ⅶ6→Ⅰ、という進行が2度繰り返されていますが、これもよく使われるコード進行です。

ホメチギリスト/ジャニーズWEST でコード進行を学ぶ
ホメチギリスト/ジャニーズWEST でコード進行を学ぶIN-TOSH(@intosh_redarrow)です。 今回は ホメチギリスト/ジャニーズWEST でコード進行を学んでいきます...

♭Ⅵ♭Ⅶマイナーキーダイアトニックコードであり、♭Ⅵ→♭Ⅶ→Ⅰmという進行を予感させます。メジャーキーでいうⅣ→Ⅴ→Ⅵmですね。それを裏切ってⅠに進行することで、一瞬の暗さとすぐに明るく開けるような感じが得られます。

続く2小節は王道進行、その後の2小節は順次進行でドミナントまで進行、最後のサビに向かって盛り上がっていきます。

アウトロ

Key = E♭

ⅣM7・・・|Ⅱm7・・・ ×3

ⅣM7・・・|♭ⅦM7・・・

Ⅰsus4・Ⅰ・|Ⅰsus4・Ⅰ・

( 原曲のキーで見る → アウトロ )

イントロの後半部分や間奏でも出てきた進行です。アウトロということで繰り返されて、他より長くなっていますね。また、最後の小節のトニックも繰り返されています。

どちらも、終わってしまうものを少しでも長くしたいような感じが伝わってきますね。楽曲のエンディング部分として、余韻を残すような繰り返しです。

最後に

今回は 君を大好きだ/Kis-My-Ft2 でコード進行を学びました。

前回同様ジャニーズの楽曲で全然知らなかったですが、純粋にいい曲だなと感じました。Bメロを完全に変えてくるところや要所で部分的な転調を絡めてくるなど、技が多彩だなと思いました。

編曲は亀田誠治ですね。納得です。

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