楽曲分析・感想

ドレミソラシド/日向坂46 でコード進行を学ぶ

ドレミソラシド/日向坂46 でコード進行を学ぶ

IN-TOSH(@intosh_redarrow)です。

今回は ドレミソラシド/日向坂46 でコード進行を学んでいきます。

概要

ドレミソラシド/日向坂46

作詞 : 秋元康

作曲・編曲 : 野村陽一郎

B面 : 「キツネ」(共通)

「My god」(Type-A)

「Cage」(Type-B)

「やさしさが邪魔をする」(Type-C)

「Dash&Rush」(通常盤)

日向坂46の2枚目のシングル。2019年7月17日リリース。

総合ソングチャート【Billboard Japan Hot 100】2019年7月29日付ランキング1位

ドレミソラシド/日向坂46
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コード譜(フル)

コード譜の下へ

E♭・・・ ×8

A♭add9・・・|E♭・・・

B♭・・・|Cm・・・

A♭add9・・・|E♭・・・

B♭・・・|・・・・

E♭・・・|・・・・

A♭add9・・・|B♭sus4・B♭・ ×2

E♭・・・ ×4

E♭・・・|・・・・

A♭add9・・・|B♭sus4・B♭・ ×2

A♭add9・B♭・|Cm・Gm・

A♭add9・B♭・|Cm・E♭・

A♭add9・B♭・|Cm・Gm・

D♭・・・|Csus4・C・

N.C.・・・

F・・・|C/E・・・

Dm・・・|F/C・・・

B♭・・・|F/A・・・

Gm7・・・|F/C・C・ ×2

B♭・・・|C・・・

A♭add9・・・|E♭・・・

B♭・・・|Cm・・・

A♭add9・・・|E♭・・・

B♭・・・|・・・・

E♭・・・|・・・・

A♭add9・・・|B♭sus4・B♭・ ×2

A♭add9・B♭・|Cm・Gm・

A♭add9・B♭・|Cm・E♭・

A♭add9・B♭・|Cm・Gm・

D♭・・・|Csus4・C・

N.C.・・・

F・・・|C/E・・・

Dm・・・|F/C・・・

B♭・・・|F/A・・・

Gm7・・・|F/C・C・ ×2

B♭・・・|C・・・

B♭M7・C7/B♭・|Am7・Dm7・

Gm7・A7・|Dm7・F/C・

B♭M7・C7/B♭・|Am7・Dm7・

Gm7・・・|F/A・・・

B♭add9・・・|・・・・

Gm7/C・・・|C・・・

F/C・・・|C・・・|・・・・

F・・・|C/E・・・

Dm・・・|F/C・・・

B♭・・・|F/A・・・

Gm7・F/A・|B♭ G7/B C・

N.C.・・・

G♭・・・|D♭/F・・・

E♭m・・・|G♭/D♭・・・

B・・・|G♭/B♭・・・

A♭m7・A♭7・|G♭/D♭・D♭・ ×2

B・・・|D♭・・・

G♭/B♭・・・|E♭m7・・・

B・・・|D♭・・・

Aadd9・・・|E・・・

B・・・|C#m・・・

Aadd9・・・|E・・・

B・・・|E・・・

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コード進行 分析・解説

場面ごとに見ていきます。コードはディグリーネームで表記します。

また、ノンダイアトニックコード赤字で表記します。

楽曲のキーE♭メジャーFメジャーG♭メジャーEメジャーです。

イントロ

Key = E♭

Ⅰ・・・ ×8

Ⅳadd9・・・|Ⅰ・・・

Ⅴ・・・|Ⅵm・・・

Ⅳadd9・・・|Ⅰ・・・

Ⅴ・・・|・・・・

( 原曲のキーで見る → イントロ )

歌詞も入りますが、この最初の16小節間を便宜上イントロとしています。

最初はE♭メジャーキーでスタート、コードもトニックⅠのE♭を鳴らしています。

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8小節間Ⅰを引っ張っているのがポイントで、あえてすぐ展開しないことで、これからを期待させています。掛け声のような歌詞も良いですね。

その後4小節の4156の進行ですが、厳密に見るとサブドミナント終止偽終止の組み合わせと見ることができます。

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最後の4小節はドミナントⅤを2小節引っ張り、ドミナントモーションで次につなげています。

Aメロ

Key = E♭

Ⅰ・・・|・・・・

Ⅳadd9・・・|Ⅴsus4・Ⅴ・ ×2

Ⅰ・・・ ×4

Ⅰ・・・|・・・・

Ⅳadd9・・・|Ⅴsus4・Ⅴ・ ×2

( 原曲のキーで見る → A-1 A-2 )

頭のⅠはイントロのⅤから繋がってきています。

進行は非常に分かり易く、4小節の進行を2回繰り返してひとかたまりです。トニックからサブドミナントを経て、ドミナントへ進行しています。

サブドミナントⅣはドミナントⅤの準備として前に置かれることが多いですね。また、すぐⅤには進まずⅤsus4を置いて少し焦らしています。

ひとかたまりが2回来ますが、間にトニックⅠを4小節挟みます。イントロの最初の部分で8小節引っ張っていた部分の半分ですね。

2番のAメロは尺が短くなり、4小節×2回の8小節です。

Bメロ

Key = E♭

Ⅳadd9・Ⅴ・|Ⅵm・Ⅲm・

Ⅳadd9・Ⅴ・|Ⅵm・Ⅰ・

Ⅳadd9・Ⅴ・|Ⅵm・Ⅲm・

♭Ⅶ・・・|Ⅵsus4・

N.C.・・・

( 原曲のキーで見る → B-1 B-2 )

ここで初めて1小節の中でコードチェンジをしています。雰囲気が変わりますね。進行は、最初の6小節は456の順次進行をもとにしたものです。

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7小節目の♭Ⅶで、楽曲中初めてノンダイアトニックコードが登場します。その後sus4を挟んでに進行します。ノンダイアトニックコードが鳴るだけで、サビへの期待が高まりますね。

この♭Ⅶの流れは、全音上に転調したサビキーから見ると♭Ⅵ→Ⅴへの流れであり、ドミナントⅤへの進行として使われるパターンです。この進行を使うことで綺麗に転調を作っています。

最後に、サビへのジャンプ台になるキャッチーな1小節を入れ込んでいるのが良いですね。この楽曲のアクセントになっています。

実音で「ファ,ソ,ラ、ファ,ソ,ラ、ファ,ソ」ですが、転調後のFメジャー移動ドの考え方で見れば「ド,レ,ミ、ド,レ,ミ、ド,レ」ですね。

サビ

サビ-1,2

Key = F

Ⅰ・・・|Ⅴ/Ⅶ・・・

Ⅵm・・・|Ⅰ/Ⅴ・・・

Ⅳ・・・|Ⅰ/Ⅲ・・・

Ⅱm7・・・|Ⅰ/Ⅴ・Ⅴ・ ×2

Ⅳ・・・|Ⅴ・・・

( 原曲のキーで見る → サビ-1 サビ-2 )

若干変化しているものの、とても分かり易いカノン進行です。8小節の進行を2回繰り返します。ベタだなって言われちゃうかもしれない進行ですが、外れは無いですね。

ベースラインは1765432の下行する順次進行です。オンコードを用いたカノン進行の特徴ですね。

転調から、ド真ん中の進行、と来るのでかなり印象に残りやすいのではないでしょうか。

サビ-3

Key = F

Ⅰ・・・|Ⅴ/Ⅶ・・・

Ⅵm・・・|Ⅰ/Ⅴ・・・

Ⅳ・・・|Ⅰ/Ⅲ・・・

Ⅱm7・Ⅰ/Ⅲ・|Ⅳ Ⅱ7/#Ⅳ Ⅴ・

N.C.・・・

( 原曲のキーで見る → サビ-3 )

Cメロ後にくる「落ちサビ」です。6小節目までは1番、2番のサビと同様です。

7,8小節目、ベースラインが順次進行で上行しながらドミナントⅤへ向かっていきます。この部分が他のサビと違うところです。転調するラストのサビへの期待感を高めていますね。

この楽曲には重要(かもしれない?)なネタがあって、それがこの落ちサビの8小節目の進行です。

実際のキーで B♭→G7/B→C という進行ですが、これは日向坂46の前作のシングルにあたる、1枚目シングル「キュン」のラストのサビへの転調前の進行と、キーまで全く同じ進行なのです。

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驚く点は、そこから繋がるサビのキーも進行も全く違うところです。「キュン」はキーE→Fの転調で4536の王道進行、こちらはキーF→G♭の転調カノン進行です。

作編曲は2曲とも同じ野村陽一郎さんで、この1小節は意図的にこのようにしたと考えてもいいかもしれません。もしかすると3曲目も同じ野村さんの作品かもしれませんので、期待してしまいますね。

最後の小節はBメロ同様、次へのジャンプ台のような1小節ですね。ただこちらも変化している点があって、実音で「シ♭,シ,レ♭、シ♭,シ,レ♭、シ♭,シ」、転調後のG♭メジャーから見ると「ミ,ファ,ソ、ミ,ファ,ソ、ミ,ファ」となっています。

1番のサビ前とも2番のサビ前とも違う切り札を最後に使った感じでしょうか。印象に残ります。

サビ-4

Key = G♭

Ⅰ・・・|Ⅴ/Ⅶ・・・

Ⅵm・・・|Ⅰ/Ⅴ・・・

Ⅳ・・・|Ⅰ/Ⅲ・・・

Ⅱm7・Ⅱ7・|Ⅰ/Ⅴ・Ⅴ・ ×2

Ⅳ・・・|Ⅴ・・・

Ⅰ/Ⅲ・・・|Ⅵm7・・・

Ⅳ・・・|Ⅴ・・・

( 原曲のキーで見る → サビ-4 )

ラストのサビです。キー半音上のG♭メジャー転調しています。変化している点は2箇所です。

まず分かり易く、8小節×2のカノン進行が終わった後、ここまではⅣ→Ⅴで終わっていたところ、Ⅰ/Ⅲ→Ⅵm7と続いてから再度Ⅳ→Ⅴで締めています。

Ⅳ→Ⅴ→Ⅰ/Ⅲ→Ⅵm7の流れは4536の王道進行の変化形ですね。Cメロで登場しました。

もう1つが隠し味的なポイントで、7小節目のⅡm7の後にⅡ7を仕込んでいます。これにより、Ⅳ→#Ⅳ→Ⅴの単音のラインが生まれます。

ここまでのサビでは無かった、まさに隠し味です。しかも薄っすらとしか鳴らしていないのがまた良いです。ラスサビをラスサビたらしめるポイントが素晴らしいですね。

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間奏

Key = E♭

Ⅳadd9・・・|Ⅰ・・・

Ⅴ・・・|Ⅵm・・・

Ⅳadd9・・・|Ⅰ・・・

Ⅴ・・・|・・・・

( 原曲のキーで見る → 間奏 )

1番のサビの後の間奏です。歌は入っていますが間奏としています。

サビのキーFから全音下に転調してE♭メジャーになっています。キーが戻ったとも捉えられますね。ただ、全音下の転調は最後にも生きるポイント、伏線になっています。

進行はイントロの後半と全く同じです。

Cメロ

Key = F

ⅣM7・Ⅴ7/Ⅳ・|Ⅲm7・Ⅵm7・

Ⅱm7・Ⅲ7・|Ⅵm7・Ⅰ/Ⅴ・

ⅣM7・Ⅴ7/Ⅳ・|Ⅲm7・Ⅵm7・

Ⅱm7・・・|Ⅰ/Ⅲ・・・

Ⅳadd9・・・|・・・・

Ⅱm7/Ⅴ・・・|Ⅴ・・・

Ⅰ/Ⅴ・・・|Ⅴ・・・|・・・・

( 原曲のキーで見る → C )

2番のサビからそのまま入ります。4536の王道進行をメインに据えています。

3小節目のⅢ7は次のⅥm7から見たドミナントで、セカンダリードミナントですね。Ⅲ7は楽曲中ここでしか登場せず、独特の雰囲気を出すことができています。

7小節目からはオンコードを交ぜながらベースラインが2345と上行する順次進行の形で、次へとだんだん盛り上げています。

アウトロ

Key = E

Ⅳadd9・・・|Ⅰ・・・

Ⅴ・・・|Ⅵm・・・

Ⅳadd9・・・|Ⅰ・・・

Ⅴ・・・|Ⅰ・・・

( 原曲のキーで見る → アウトロ )

アウトロはまさかのEメジャー転調しています。このキーは最後のみですね。展開、メロディはイントロ間奏と同様です。

実は、1番のサビ間奏全音下に転調していたところに倣っています。伏線回収ですね。ラストのサビ半音上に転調しているため、結果的にアウトロもE♭メジャーから半音上のEメジャーになっています。

しっかりとトニックⅠで楽曲を締め括ります。

最後に

今回は ドレミソラシド/日向坂46 でコード進行を学びました。

前回の「キュン」の時にはそうでもなかったのですが、最近個人的に日向坂46を好きになってしまい、力が入りました。作編曲者やコード進行など共通点もあって面白かったです。

キュン/日向坂46 でコード進行を学ぶ
キュン/日向坂46 でコード進行を学ぶIN-TOSH(@intosh_redarrow)です。 今回は キュン/日向坂46 でコード進行を学んでいきます。 概要 ...

2作連続でランキング1位ということで、次もとても期待しています。

テレビ東京の「日向坂で会いましょう」が本当に面白く、オードリーと日向坂46が大好きです。「こんな好きになると思っていなかった」です。

柿崎芽実さんが卒業されました。約3年間、本当にお疲れ様でした。