楽曲分析・感想

大好きな人/STU48 でコード進行を学ぶ

大好きな人/STU48 でコード進行を学ぶ

IN-TOSH(@intosh_redarrow)です。

今回は 大好きな人/STU48 でコード進行を学んでいきます。

概要

大好きな人/STU48

作詞 : 秋元康

作曲 : 斉門

編曲 : 野中”まさ”雄一

B面 : 「海の色を知っているか?」(共通)

「Which is which?」(Type A)

「恋は仮病中」(Type B)

「一杯の水」(Type C)

「好きになれただけで幸せだ」(Type D)

「青い檸檬」(劇場盤)

STU48の3枚目のシングル。2019年7月31日リリース。中国電力「ぐっとずっと。地域応援プロジェクト」CMソング

総合ソングチャート【Billboard Japan Hot 100】2019年8月12日付ランキング1位

大好きな人/STU48
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コード譜(フル)

コード譜の下へ

A・・・|・・・・

C#m7・・・|・・・・

D・・・|Bm7・・・

Dm/F・・・|E・・・

E・・・

A・・・|・・・・

C#m7・・・|・・・・

D・・・|Bm7・・・

Dm/F・・・|E・・・

DM7・・・|・・・・

C#m7・・・|F#m7・・・

Bm7・・・|D/E・・・

Asus4・・A|・D/E・・

A・・・|・・・・

Bm7・・・|・・・・

E7・・・|・・・・

A・・・|・・・・

A・・・|・・・・

Bm7・・・|・・・・

E7・・・|・・・・

A・・・|A7・・・

DM7・・・|・・・・

C#m7・・・|・・・・

F#m・・・|D#m7-5・・・

E・・・|・・・・

Bm7・・・|・・・・

C#m7・・・|・・・・

D・・・|E・・・

A・・・|・・・・

DM7・・・|・・・・

C#m7・・・|・・・・

Bm7・・・|D/E・・・

A・・・|・・・・ ×2

Bm7・・・|D/E・・・

A・・・|・・・・

C#m7・・・|・・・・

D・・・|Bm7・・・

Dm/F・・・|E・・・

A・・・|・・・・

C#m7・・・|・・・・

D・・・|Bm7・・・

Dm/F・・・|E・・・

A・・・|・・・・

C#m7・・・|・・・・

D・・・|Bm7・・・

Dm/F・・・|D/E・・・

DM7・・・|・・・・

C#m7・・・|・・・・

Bm7・・・|D/E・・・

A・・・|・・・・ ×4

Bm7・・・|D/E・・・

A・・・|AM7・・・

D/A・・・|Dm/A・・・ ×2

DM7・・・|A/C#・・・

Bm7・・・|・・・・

D/E・・・|・・・・

DM7・・・|・・・・

C#m7・・・|・・・・

Bm7・・・|D/E・・・

A・・・|・・・・ ×2

DM7・・・|・・・・

C#m7・・・|・・・・

Bm7・・・|D/E・・・

A・・・|・・・・ ×4

Bm7・・・|D/E・・・

A・・・|A7/G・・・

D/A・・・|・・・・

Dm/A・・・|・・・・

A・・・|・・・・

A・・・|・・・・

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コード進行 分析・解説

場面ごとに見ていきます。コードはディグリーネームで表記します。

また、ノンダイアトニックコード赤字で表記します。

楽曲のキーAメジャーです。

イントロ

Key = A

Ⅰ・・・|・・・・

Ⅲm7・・・|・・・・

Ⅳ・・・|Ⅱm7・・・

Ⅳm/#Ⅴ・・・|Ⅴ・・・

Ⅴ・・・

( 原曲のキーで見る → イントロ )

長いので前後半に分けます。前半は、BPM146程度で落ち着いたピアノから始まります。

ポイントはⅣm/#Ⅴで、これはサブドミナントマイナーと呼ばれるコードです。Ⅳ→Ⅳmという進行が鉄板ですが、ここではⅣから、同様のサブドミナントの機能を持つⅡm7に進行した後に使われています。

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Ⅳm/#Ⅴによって、通常のⅣ→Ⅴとは違った雰囲気が出ています。オンコードによって#Ⅴ→Ⅴのベースラインを作っているのも良いですね。

8小節が終わった後、最後の1小節はⅤを繰り返しているだけですが、BPM175くらいにテンポアップする大事な1小節です。ここで一気に変化し、楽曲の雰囲気が分かります。

Ⅰ・・・|・・・・

Ⅲm7・・・|・・・・

Ⅳ・・・|Ⅱm7・・・

Ⅳm/#Ⅴ・・・|Ⅴ・・・

ⅣM7・・・|・・・・

Ⅲm7・・・|Ⅵm7・・・

Ⅱm7・・・|Ⅳ/Ⅴ・・・

Ⅰsus4・・Ⅰ|・Ⅳ/Ⅴ・・

( 原曲のキーで見る → イントロ )

続いてテンポアップした後半です。最初の8小節はイントロ前半と同様ですが、9小節目から違う展開をしています。

ⅣM7から始まる進行で、実はサビ部分の予告のような形になっています。こうした部分があることで、後でサビが来た時により強く印象に残りますね。

Ⅲm7を2小節続けずにⅥm7に進行することで、サビとは違う、イントロ用にデフォルメされた感じが出ていると思います。

Aメロ

Key = A

A-1

Ⅰ・・・|・・・・

Ⅱm7・・・|・・・・

Ⅴ7・・・|・・・・

Ⅰ・・・|・・・・

Ⅰ・・・|・・・・

Ⅱm7・・・|・・・・

Ⅴ7・・・|・・・・

Ⅰ・・・|Ⅰ7・・・

( 原曲のキーで見る → A-1 )

1番のAメロです。コードチェンジが2小節に1回のため、全体的に落ち着いた感じに聞こえると思います。

進行は単純で、Ⅰから始まり、Ⅱm7→Ⅴ7→Ⅰというツーファイブワンの形です。2回繰り返します。

最後はⅠ7で、サブドミナントⅣを強く求めるコードでBメロに進みます。

A-2

Ⅰ・・・|・・・・

Ⅲm7・・・|・・・・

Ⅳ・・・|Ⅱm7・・・

Ⅳm/#Ⅴ・・・|Ⅴ・・・

Ⅰ・・・|・・・・

Ⅲm7・・・|・・・・

Ⅳ・・・|Ⅱm7・・・

Ⅳm/#Ⅴ・・・|Ⅳ/Ⅴ・・・

( 原曲のキーで見る → A-2 )

1番のサビが終わった後間奏に入りその後が2番ですが、1番とは異なる展開になります。Cメロとするか迷いましたが、ここでは便宜上2番のAメロとします。

8小節の進行を2回繰り返す形で、最後の小節のみ、ⅤかⅣ/Ⅴかの違いがあります。1番のAメロと比べると全く異なる進行ですが、実はこの部分に入る直前の間奏と同じ進行となっているのです。

普通に聴いているだけではほとんど分からないですが、実は伏線を張っていたとも考えられますね。

2番はここからそのままサビに進みます。

Bメロ

Key = A

ⅣM7・・・|・・・・

Ⅲm7・・・|・・・・

Ⅵm・・・|#Ⅳm7-5・・・

Ⅴ・・・|・・・・

Ⅱm7・・・|・・・・

Ⅲm7・・・|・・・・

Ⅳ・・・|Ⅴ・・・

Ⅰ・・・|・・・・

( 原曲のキーで見る → B-1 )

AメロⅠ7で終わったので、BメロはドミナントモーションでⅣM7からスタートです。

一つ目のポイントは#Ⅳm7-5というコード。ⅣM7のルート音を半音上げるとこの構成音になります。Ⅳ→#Ⅳm-5→Ⅴという進行がよくありますが、これはⅤから見たドミナント(ドッペルドミナント)、Ⅱ7代理コードと解釈できます。

Ⅱ7(9)のルートを省略しただけという形なので、#Ⅳm7-5→Ⅴは強い進行感が出るというわけです。パッシングディミニッシュのような感じです。ちなみにこの楽曲のこの部分では、Ⅳではなく同じサブドミナントであるⅥmになっていますね。

二つ目のポイントは後半部分、Ⅱm7→Ⅲm7→Ⅳ→Ⅴと順次進行で上行していく進行になっています。

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少しずつ盛り上がって、最後はドミナント終止でⅠに落ち着きます。

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Ⅰで完全に終止した後にサビに入る楽曲は久しぶりに聞いた気がします。Ⅰ→Ⅳというドミナントモーションで入ります。

サビ

Key = A

ⅣM7・・・|・・・・

Ⅲm7・・・|・・・・

Ⅱm7・・・|Ⅳ/Ⅴ・・・

Ⅰ・・・|・・・・ ×2

Ⅱm7・・・|Ⅳ/Ⅴ・・・

( 原曲のキーで見る → サビ-1 サビ-2 サビ-3 サビ-4 )

サビは8小節の進行を繰り返します。

ⅣM7→Ⅲm7→Ⅱm7(→Ⅳ/Ⅴ)→Ⅰというのは順次進行の下行系で、何となく切ない感じにも聞こえますね。歌詞も相まって魅力的です。

イントロなどでも出てきたオンコードのⅣ/Ⅴが最後に出てきます。Ⅴ9sus4というテンションコードとほとんど同じ構成音で、複雑になりすぎていない良い響きに聞こえると思います。ベースはⅣながら、そう考えるとⅤなのでドミナントの感じです。

ちなみに、メロディの最初に伸ばしている音は Key=A でAの音なのでいわゆる「ド」ですが、ⅣM7の上で鳴るだけで響きが全然違うのが分かりますね。

サビ-2,4

2番のサビとラストのサビは尺が倍で、8小節の進行の繰り返し部分が4回です。

サビ-3

いわゆる「落ちサビ」で、8小節の進行を2回繰り返したらそのままラストのサビに進みます。

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間奏

Key = A

間奏-1

Ⅰ・・・|・・・・

Ⅲm7・・・|・・・・

Ⅳ・・・|Ⅱm7・・・

Ⅳm/#Ⅴ・・・|Ⅴ・・・

( 原曲のキーで見る → 間奏-1 )

1番のサビ後の間奏です。

Ⅳm/#Ⅴ→Ⅴの進行はイントロなどでも出てきました。特に変わった点は無いですが、実はこの後に入る2番(Aメロ)と同じ進行になっています。面白いですね。

間奏-2

Ⅰ・・・|ⅠM7・・・

Ⅳ/Ⅰ・・・|Ⅳm/Ⅰ・・・ ×2

ⅣM7・・・|Ⅰ/Ⅲ・・・

Ⅱm7・・・|・・・・

Ⅳ/Ⅴ・・・|・・・・

( 原曲のキーで見る → 間奏-2 )

2番のサビ後の間奏です。

最初の4小節は同じ進行を繰り返します。オンコードを交えることでベースが変わらないことや、ⅠM7をここで始めて使うことでⅠ→Ⅶ→Ⅵ→#Ⅴというラインが生まれることがポイントでしょうか。

次のⅣM7→Ⅰ/Ⅲ→Ⅱm7でもオンコードを使い、ベースラインが順次進行の下行系で綺麗に繋がっていますね。

Ⅳ/Ⅴはサビなどでも出てきました。

アウトロ

Key = A

Ⅰ・・・|Ⅰ7/♭Ⅶ・・・

Ⅳ/Ⅰ・・・|・・・・

Ⅳm/Ⅰ・・・|・・・・

Ⅰ・・・|・・・・

Ⅰ・・・|・・・・

( 原曲のキーで見る → アウトロ )

Ⅰ→Ⅳ→Ⅳm→Ⅰというサブドミナントマイナーを使った進行が主です。基本的にⅠをなぞるベースがⅠ7のタイミングでオクターブ上を弾いたりするのが熱いですね。楽曲全体を通して、テンポが早いながら実はベースがかなり動いていて、最後にもそれが表れています。

しっかりトニックのⅠで楽曲が締め括られています。

最後に

今回は 大好きな人/STU48 でコード進行を学びました。

キャッチーなサビで良い歌ですね。キラキラ感もあって、ベースラインも良くて、個人的に一番好きな部類のアイドルソングです。前作「風を待つ」で知りましたが、また違った良さですね。

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STU48は日本の48グループでは一番新しいようですが、着実にステップアップしている感じがあって今後がとても楽しみになりました。