楽曲分析・感想

母校へ帰れ!/NMB48 でコード進行を学ぶ

母校へ帰れ!/NMB48 でコード進行を学ぶ

IN-TOSH(@intosh_redarrow)です。

今回は 母校へ帰れ!/NMB48 でコード進行を学んでいきます。

概要

母校へ帰れ!/NMB48

作詞 : 秋元康

作曲・編曲 : 永見和也

B面 : 「僕だけの君でいて欲しい」(共通)

「がっつきガールズ」(通常盤 Type-A)

「パンパン パパパン」(通常盤 Type-B)

「ジュゴンはジュゴン」(通常盤 Type-C)

「やさしさの稲妻」(劇場盤)

NMB48の21枚目のシングル。2019年8月14日リリース。

総合ソングチャート【Billboard Japan Hot 100】2019年8月26日付ランキング1位

母校へ帰れ!/NMB48
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コード譜(フル)

コード譜の下へ

B♭m7・・・ ×4

B♭m・・・|A♭・・・

G♭M7・・・|A♭7・・・

D♭・・・|・・・・

F7・・・|・・・・

G♭M7・・・|・・・・

G♭mM7・・・|・・・・

D♭・・・|・・・・

F7・・・|・・・・

B♭m・・・|・・・・

E♭・・・|・・・・

E♭m7・・・|A♭・・・

F7・・・|B♭・・・

E♭m7・・・|A♭・・・

D♭sus4・・・|D♭・・・

G♭add9・・・|A♭・・・

Fm7・・・|B♭m7・・・

E♭m7・・・|F7・・・

B♭m・・・|A♭m/B・D♭・

G♭add9・・・|A♭/G♭・・・

D♭・A♭/C・|B♭m・A♭・

E♭m・・・|E♭・・・

G♭/A♭・・・|D♭/A♭・・・

C・・・|・・・・

Em・・・|・・・・

Am・・・|・・・・

Em・・・|・・・・

Dm・・・|G・・・

Em・・・|A・・・

Dm・・・|F C/E F F#dim

Gadd9・・・|G・・・

C・・・|・・・・

Em・・・|E/G#・・・

Am・・・|・・・・

Em・・・|・・・・

Dm・・・|G・・・

Em・E/G#・|Am・・・

Dm・・・|・・・・

Fm・・・|G・・・

C・・・|・・・・

E7・・・|・・・・

FM7・・・|・・・・

FM7(omit3)・・・|・・・・

D♭・・・|・・・・

F7・・・|・・・・

B♭m・・・|・・・・

E♭・・・|・・・・

E♭m7・・・|A♭・・・

F7・・・|B♭・・・

E♭m7・・・|A♭・・・

D♭sus4・・・|D♭・・・

G♭add9・・・|A♭・・・

Fm7・・・|B♭m7・・・

E♭m7・・・|F7・・・

B♭m・・・|A♭m/B・D♭・

G♭add9・・・|A♭/G♭・・・

D♭・A♭/C・|B♭m・A♭・

E♭m・・・|E♭・・・

G♭/A♭・・・|D♭/A♭・・・

C・・・|・・・・

Em・・・|・・・・

Am・・・|・・・・

Em・・・|・・・・

Dm・・・|G・・・

Em・E/G#・|Am・・・

Dm・・・|・・・・

Fm・・・|G・・・

Fm・・・|B♭・・・

Gm・・・|C・・・

Fm・・|F#dim・・・

G・・・|・・・・

G・・・|・・・・

C・・・|・・・・

Em・・・|・・・・

Am・・・|・・・・

Em・・・|・・・・

Dm・・・|G・・・

Em・・・|A・・・

Dm・・・|F C/E F F#dim

Gadd9・・・|G・・・

C・・・|・・・・

Em・・・|E/G#・・・

Am・・・|・・・・

Em・・・|・・・・

Dm・・・|G・・・

Em・E/G#・|Am・・・

Dm・・・|・・・・

Fm・・・|G・・・

C・・・|・・・・

E・・・|・・・・

Am・・・|・・・・

Em・・・|・・・・

Dm・・・|G・・・

Em・・・|A・・・

Dm・・・|・・・・

Gsus4・・・|G・・・

C・・・|・・・・

コード譜の上へ

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コード進行 分析・解説

場面ごとに見ていきます。コードはディグリーネームで表記します。

また、ノンダイアトニックコード赤字で表記します。

楽曲のキーD♭メジャーCメジャーです。

イントロ

Key = D♭

Ⅵm7・・・ ×4

Ⅵm・・・|Ⅴ・・・

ⅣM7・・・|Ⅴ7・・・

Ⅰ・・・|・・・・

Ⅲ7・・・|・・・・

ⅣM7・・・|・・・・

ⅣmM7・・・|・・・・

( 原曲のキーで見る → イントロ )

ブラスの非常に印象的なフレーズから始まります。同時に左側でギターがカッティングでコードを鳴らしています。最初の8小節は、イントロ前のプレイントロのような感じですね。

9小節目のトニックⅠで一気に開けた感じになり、ここで楽曲の明るい雰囲気が分かります。

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Ⅰ→の流れはノンダイアトニックコードを使う進行の中でも多用されるものです。切なさ、またそれをも含んだような前向きな感じ、どこか力強さも感じる様な王道の流れです。

後にはⅥmが来ることが非常に多いです。Ⅵmから見たドミナントセカンダリードミナントであるからですね。ここではⅣM7ですが、Aメロ以降でも出てきますね。

最後のⅣmM7サブドミナントマイナーと呼ばれ、Ⅳ→Ⅳm(→Ⅰ)の進行などでよく使われます。こちらも胸に迫るような、感情的なものですね。

Aメロ

Key = D♭

Ⅰ・・・|・・・・

Ⅲ7・・・|・・・・

Ⅵm・・・|・・・・

・・・|・・・・

Ⅱm7・・・|Ⅴ・・・

Ⅲ7・・・|・・・

Ⅱm7・・・|Ⅴ・・・

Ⅰsus4・・・|Ⅰ・・・

( 原曲のキーで見る → A-1 A-2 )

Ⅰ→Ⅲ7(→Ⅵm)はイントロで既に使われています。先に予告されていたということですね。

Ⅵm→Ⅱmの進行はダイアトニックコードでの強進行の1つですが、Ⅵm→にすることでノンダイアトニックコードによりお洒落な感じが出ます。Aメロから使ってくるのが良いですね。

Ⅵmから進行しているので、→ⅡmはサブドミナントサブドミナントマイナーのⅣ→Ⅳmのようなスムーズな進行に聞こえますね。1音しか変化しないためです。

9小節目、Ⅱm7からの4小節は、4536の王道進行の変化形と言えるでしょう。Ⅳの代理コードⅡm7から始まり、ⅢmとⅥmはそれぞれノンダイアトニックコードであるメジャーコードになっています。

その後お手本通りのツーファイブワンにsus4を挟み、Aメロ終わりです。Aメロから盛り沢山の内容ですね。

Bメロ

Key = D♭

Ⅳadd9・・・|Ⅴ・・・

Ⅲm7・・・|Ⅵm7・・・

Ⅱm7・・・|Ⅲ7・・・

Ⅵm・・・|Ⅴm/♭Ⅶ・Ⅰ・

Ⅳadd9・・・|Ⅴ/Ⅳ・・・

Ⅰ・Ⅴ/Ⅶ・|Ⅵm・Ⅴ・

Ⅱm・・・|・・・

Ⅳ/Ⅴ・・・|Ⅰ/Ⅴ・・・

( 原曲のキーで見る → B-1 B-2 )

4536の王道進行からⅡm7に進むのはAメロと似ています。Ⅲ7からⅥmのドミナントモーションもAメロで出てきました。

Ⅴmはここで初登場です。オンコードの形でスムーズな進行になっています。Ⅴm→Ⅰは次の小節のⅣadd9から見たⅡm→Ⅴであり、ツーファイブワンの基本形になります。J-POPではドミナントマイナーは常套ですね。

2周目は王道進行から変化しています。3小節目から、オンコードを交えてベースラインが順次進行の下行形で、印象に残ります。2小節目のⅤがさりげなくⅤ/Ⅳとなり、ベースのⅣが2小節続いているのもポイントです。

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次にⅡm→の進行をしていますが、メロディが2小節ともⅣの音(Ⅱmの3度の音)をなぞっていて、と矛盾する部分があります。3度が半音でぶつかっています。

個人的にはあまり好みではない響きですが、メロディを考えるとこうするしかないかもしれないですね。

最後の2小節のコードは特殊で、ベースがⅤでドミナントの感じを出しながら、オンコードで複雑に聞こえる響きのコードが使われています。サビへの期待感を出していますね。

サビ

Key = C

Ⅰ・・・|・・・・

Ⅲm・・・|・・・・

Ⅵm・・・|・・・・

Ⅲm・・・|・・・・

Ⅱm・・・|Ⅴ・・・

Ⅲm・・・|・・・

Ⅱm・・・|Ⅳ Ⅰ/Ⅲ Ⅳ #Ⅳdim

Ⅴadd9・・・|Ⅴ・・・

( 原曲のキーで見る → サビ-1 サビ-2 サビ-3 )

長いので前後半に分けた前半です。

D♭メジャーから、まさかの半音下、Cメジャー転調しています。

良く言えば非常にハッとさせる転調、悪く言えば突拍子もない転調ですね。個人的には後者に感じてしまう部分もありますが、聞く人の好みですね。

転調が強烈なインパクトのためか、イントロAメロと違いⅠ→Ⅲmというダイアトニックコードによる進行になっています。コード進行でいきなり攻めると転調した感じが薄れてしまうからかもしれませんね。

Aメロと似た、王道進行の変化形の部分でが出てきて初めて、ノンダイアトニックコードの響きが生まれます。

14小節目はキメのような4分音符のリズムで、この楽曲で唯一1拍ごとにコードチェンジが行われています。#ⅣdimはⅣとⅤadd9を繋ぐパッシングディミニッシュですね。

Ⅰ・・・|・・・・

Ⅲm・・・|Ⅲ/#Ⅴ・・・

Ⅵm・・・|・・・・

Ⅲm・・・|・・・・

Ⅱm・・・|Ⅴ・・・

Ⅲm・Ⅲ/#Ⅴ・|Ⅵm・・・

Ⅱm・・・|・・・・

Ⅳm・・・|Ⅴ・・・

( 原曲のキーで見る → サビ-1 サビ-2 サビ-3 )

2周目はⅢmからⅢ/#Ⅴに進行することで変化を出しています。4小節目、11小節目の部分です。12小節目はその分からⅥmに変わっています。

最後の2小節のⅣm→Ⅴは、Ⅳ→Ⅴのサブドミナントを単純にサブドミナントマイナーに置き換えたものです。Ⅳmはほとんど、Ⅳからそのまま置き換えることができます。独特の響きを容易に用いることができますね。

サビ-2

2番のサビは尺が半分ですが、前半部分の最初8小節と、後半部分の最後8小節を繋げるという形になっています。少し珍しいかもしれません。

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間奏

Key = C

間奏-1

Ⅰ・・・|・・・・

Ⅲ7・・・|・・・・

ⅣM7・・・|・・・・

ⅣM7(omit3)・・・|・・・・

( 原曲のキーで見る → 間奏-1 )

1番のサビ後の間奏です。イントロと似た進行ですが、変化している部分もあります。1つは、D♭メジャーではなくCメジャー転調している点です。

もう1つは、7小節目のⅣで、コードをメジャーマイナーか決定づける音が鳴っていない点です(omit3)。エレキギターでよく使われるパワーコードの形になります。

この次に来る2番のAメロがまたD♭メジャー転調するために、イントロとは違うコードになっていると考えられます。

間奏-2

Ⅳm・・・|♭Ⅶ・・・

Ⅴm・・・|Ⅰ・・・

Ⅳm・・|#Ⅳdim・・・

Ⅴ・・・|・・・・

Ⅴ・・・|・・・・

( 原曲のキーで見る → 間奏-2 )

2番のサビ後の間奏です。

Cメジャーで表記すると4小節間ノンダイアトニックコードだらけになりますが、(同主調Cマイナー平行調である)E♭メジャーで表記すると、Aメロの9小節目からとほぼ同様の4小節になります(下記参照)。

王道進行の変化形の部分ですね。3小節目はではなくⅢmになります。

一時的に短3度上(同主調とも捉えられる)に転調している感じになっています。どこかで聞いたような雰囲気がするのはAメロでの伏線のおかげですが、分かりますでしょうか。

Key = E♭

Ⅱm7・・・|Ⅴ・・・

Ⅲm・・・|・・・

アウトロ

Key = C

Ⅰ・・・|・・・・

・・・|・・・・

Ⅵm・・・|・・・・

Ⅲm・・・|・・・・

Ⅱm・・・|Ⅴ・・・

Ⅲm・・・|・・・

Ⅱm・・・|・・・・

Ⅴsus4・・・|Ⅴ・・・

Ⅰ・・・|・・・・

( 原曲のキーで見る → アウトロ )

アウトロに、イントロサビの進行をそのまま持ってくる楽曲は多いですが、この楽曲は少し変化をつけています。

ベースはサビの前半ですが、3小節目がⅢmからになっていたり、最後がⅤsus4→ⅤからⅠに進むようになっています。ドミナント終止で楽曲のエンディングです。

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最後に

今回は 母校へ帰れ!/NMB48 でコード進行を学びました。

かなり色々な要素が満載な楽曲でした。転調も含め、個人的にはあまり好みではない進行もありましたが、色々と勉強になりました。サビの進行など分かり易くて好きです。

もともとNMB48のファンだった人が、他の48グループや坂道グループなどのファンになったけれど、この楽曲を聴いてNMB48という「母校」にまた聞きに帰ってきた、というようなコメントをよく見かけました。

素直に良いテーマですね。アイドルらしいキラキラした楽曲が、青春時代を思い起こさせます。

ちなみに自分も先日母校から郵便物が届きましたが、お金の支援についての内容でした。