RAIです。
今回は Big Shot!!/ジャニーズWEST でコード進行を学んでいきます。
概要
Big Shot!!/ジャニーズWEST
作詞 : 栗原暁
作曲 : 久保田真悟 / 栗原暁
編曲 : 久保田真悟
B面 : 「Go Low Low」(初回盤A)
「Make a Wish!! ~世界中が愛してる~」(初回盤B)
「虹の旅」「WESTォォォォ!!! ~愛のセッション~」(通常盤)
ジャニーズWESTの13枚目のシングル。2019年10月9日リリース。フジテレビ系「ワールドカップバレー2019」大会テーマソング。
総合ソングチャート【Billboard Japan Hot 100】2019年10月21日付ランキング1位。
コード譜(フル)
N.C.・・・ ×4
Fomit3・・・|N.C.・・・ ×2
N.C.・・・|・・
B♭M7・・・|C・・・
D♭dim・・・|Dm・・・
Gm7・Am7・|D♭/A♭・D♭6/A♭・
D♭M7・・・|Csus4・・・
Csus4・・・|・・・・
B♭・F・|C・Dm・ ×2
B♭・F・|D♭dim・Dm・
B♭・F・|C・F・
A♭omit3・・・ ×8
D♭・・・|・・・・
A♭/C・・・|・・・・
B・・・|・・・・
B♭m・・・|E♭sus4・・・
E♭・・・|・・・・
N.C.・・・
B♭M7・・・|C・・・
F・・・|Dm・・・
B♭・・・|A7・A7/D♭・
Dm・・A/D♭|Cm7・F・
B♭M7・・・|C・・・
D♭dim・・・|Dm・・・
Gm7・Am7・|D♭/A♭・D♭6/A♭・
D♭M7・・・|Csus4・・・
Csus4・・・|・・・・
B♭・F・|C・Dm・ ×2
B♭・F・|D♭dim・Dm・
B♭・F・|C・F・
A♭omit3・・・ ×8
D♭・・・|・・・・
A♭/C・・・|・・・・
B・・・|・・・・
B♭m・・・|E♭sus4・・・
E♭・・・|・・・・
N.C.・・・
B♭M7・・・|C・・・
F・・・|Dm・・・
B♭・・・|A7・A7/D♭・
Dm・・A/D♭|Cm7・F・
B♭M7・・・|C・・・
D♭dim・・・|Dm・・・
Gm7・Am7・|D♭/A♭・D♭6/A♭・
D♭M7・・・|Csus4・・・
Csus4・・・
Fomit3・・・ ×8
Fomit3・・・ ×9
F/A・・・|F/C・・・
F/C・・・|F/A・・・
D♭M7・・G♭M7|・・・・
Csus4・・C|・・・・
Fsus4・・・|・・・・
N.C.・・・
B♭M7・・・|C・・・
F・・・|Dm・・・
B♭・・・|A7・A7/D♭・
Dm・・A/D♭|Cm7・F・
B♭M7・・・|C・・・
D♭dim・・・|Dm・・・
Gm7・Am7・|D♭/A♭・D♭6/A♭・
D♭M7・・・|Csus4・・・
Csus4・・・|・・・・
B♭・F・|C・Dm・ ×2
B♭・F・|D♭dim・Dm・
B♭・F・|C・F・
B♭・F・|C・Dm・ ×2
B♭・F・|D♭dim・Dm・
B♭・F・|C・F・
コード進行 分析・解説
場面ごとに見ていきます。コードはディグリーネームで表記します。
また、ノンダイアトニックコードを赤字で表記します。
楽曲のキーはFメジャー、A♭メジャーです。
イントロ
Key = F
Queen「We Will Rock You」や、グレイテスト・ショーマンの「This Is Me」よろしく、床を踏み鳴らす「ストンプ」と手を叩く「クラップ」が中心となったイントロです。
最近だと、乃木坂46「Sing Out!!」などでもオマージュされているため、ある意味流行です。ただ、タイアップで「ワールドカップバレー2019」のテーマソングでもあり、応援の雰囲気を取り入れたとも考えられます。
ストンプとクラップだけでなく、歪んだエレキギターがFのパワーコードを鳴らす重厚なサウンドで、緊張感や高揚感が感じられます。
歌が始まる前の「イントロ」で、試合前の「興奮・緊張」が伝わってくるようですね。

サビ
Key = F
サビ-0,1,2,4
ⅣM7・・・|Ⅴ・・・
Ⅰ・・・|Ⅵm・・・
Ⅳ・・・|Ⅲ7・Ⅲ7/♭Ⅵ・
Ⅵm・・Ⅲ/♭Ⅵ|Ⅴm7・Ⅰ・
ⅣM7・・・|Ⅴ・・・
♭Ⅵdim・・・|Ⅵm・・・
Ⅱm7・Ⅲm7・|♭Ⅵ/♭Ⅲ・♭Ⅵ6/♭Ⅲ・
♭ⅥM7・・・|Ⅴsus4・・・
Ⅴsus4・・・|・・・・
頭サビは後半10小節のみです。
前半、まずは1645の循環コードを4から始めた4516の逆循環コードです。王道ですね。
Ⅵmの前にⅢ7を置いたり、ドミナントマイナーⅤmを使ってⅣ(M7)から見たツーファイブワンの形を作ったり、ⅤとⅥmの間にパッシングディミニッシュで♭Ⅵdimが使われたりと、ノンダイアトニックコードの使い方も割とセオリー通りですね。
そんな中で割と変化球なのが14小節目の♭Ⅵです。というのも、前がⅡm7→Ⅲm7なので、そのままⅣに進行して上行する形の順次進行を予感させた中でのノンダイアトニックコードだからです。
Ⅱm7→Ⅲm7→Ⅳ→Ⅴ→♭ⅥM7でも繋がるには繋がりますが、ここで♭Ⅵをオンコードで使っていて、ひとつポイントとなるコードですね。
また、♭ⅥM7→Ⅴsus4という進行は綺麗ですね。構成音を見ると、♭ⅥM7のルート音(1度)と5度の音をそのまま半音下げるとⅤsus4になります。スムーズな感じが聞いてわかると思います。
サビ-3
落ちサビはメロディもコードも変化します。
最初の4小節はコードの変化が少なく、他のサビよりも落ち着いた感じを出しています。その後はノンダイアトニックコードの♭ⅥM7と♭ⅡM7が突然来ることで、インパクトがありますね。
Ⅰsus4の部分はアルペジオをコード表記してみました。
|
|
間奏
Key = F
間奏-0,1
1番、2番ともにAメロの前に入る間奏です。
4156の進行は、41のサブドミナント終止と56の偽終止の組み合わせです。少し落ち着いた感じの進行でもあり、歌詞も「ラララ」であるため、スッと入ってくる部分ですね。
Aメロで変化もある分、この部分のシンプルさが映えます。
間奏-2
Ⅰomit3・・・ ×8
( 原曲のキーで見る → 間奏-2 )
2番のサビの後に入る間奏です。
イントロでも表記しましたが、omit3というのは3度の音を省略したコードで、ドミソのミを抜いたものです。
「明るい」「暗い」といった表情があまりなく、ギターでの「パワーコード」と同様のコードです。
Aメロ
Key = A♭
ここまでのイントロ、サビ、間奏とは異なり、コード感のない部分になっています。歌もラップのような感じですね。
ここ以外の部分の、コード進行が際立つようにも感じます。
Bメロ
Key = A♭
Aメロがコード感が無かった分、ここではハモリやベースなどをはじめ、コードの響きが感じられます。
コードチェンジが2小節ごとというのもポイントで、少し展開が落ち着いたような、Bメロによくある役割になっています。
Cメロ
Key = F
Ⅰomit3・・・ ×9
( 原曲のキーで見る → C )
ラストのサビ前に入る部分です。コードで見ると、直前の間奏と同様ですね。歌詞で見るなら、イントロの感じでしょうか。
アウトロ
Key = F
コード進行は、間奏部分と特に変わりない感じですね。
最後に
今回は Big Shot!!/ジャニーズWEST でコード進行を学びました。
あまり詳しくないのですが、歌詞中に他のジャニーズのグループを表すような言葉が出てくるようで、そのような演出はファンには熱かったりしますね。
バレーボールの応援ソングをジャニーズのグループが務めるのはここ20年ほどは恒例のようですが、今回もキャッチーな楽曲です。自分はNEWSやHey! Say! JUMPあたりが印象に残っています。